スマホへの位置情報提供のイメージ図

 三井住友海上火災保険は、保険契約者(顧客)がロードサービスに救援要請をした時などに、レッカー車がどの辺まできていて、到着時間は何時ごろになりそうかをスマートフォンに表示するサービスを始めた。現在、一部のロードサービス事業者が対応しているが、11月をめどに全国規模で展開できるようにしていく。

 同社では、顧客がレッカー車などのロードサービスの出動要請をする場合、MS&ADグランアシスタンス(鈴木省一社長、東京都文京区)が運営している「おクルマQQ隊」が受付窓口になる。顧客の車の故障箇所などに応じ、全国のロードサービス事業者に連絡し、現場に派遣する。

 新サービスは、ロードサービス事業者からウェブサイトのアドレスを記載したショートメッセージを顧客のスマホに送信。顧客がアドレスをクリックすると、現在位置がロードサービス事業者に伝わる。顧客のスマホには、地図上にロードサービス事業者の現在地と到着予想時刻が表示される仕組みだ。

 三井住友海上は、全国2850社のロードサービス事業者と提携している。顧客などから「到着時間を知りたい」という声があり、サービスを開発した。